社会保険労務士試験は試験科目が多いうえに範囲も広いため、計画を立てて進めることが重要となります。受験生が勉強する科目の順はたいていの場合、労働基準法からはじまって労働保険の各法律、健康保険法、国民年金法、厚生年金保険法、最後に一般常識で終わることがほとんどだと思います。これは各資格スクールや通信教育等においても、ほぼ同じ順で構成されています。書店に置かれているテキストを見ても、同じことがいえると思います。
これにはもちろん理由があります。労働基準法というのは、使用者が労働者を使用する際の最低基準を定めたものであるので、まずはそこを理解する必要があるのです。各法律によって使用者や労働者の概念が異なることがあるため、基本である労働基準法をおさえたうえで労働保険、社会保険を勉強したほうが理解しやすいということがいえるのではないでしょうか。
また、年金法には国民年金法と厚生年金保険法があり、この場合においては必ずといっていいほど、国民年金法から勉強する必要があります。なぜなら、年金というのは2階建ての仕組みになっており、1階部分が国民年金法、2階部分が厚生年金保険法であるため、いきなり2階部分である厚生年金保険法を勉強してしまうとチンプンカンプンで理解できなかった、ということにもなりかねません。したがって、基礎となる国民年金法から勉強する必要があります。
この科目の勉強の順について、通学や通信教育の方はスクールが順番に進めてくれるので問題はないのですが、独学の方には十分に注意してほしいところです。独学の方は、書店で自分に合ったテキストを購入し、自分のペースで進めていくことになります。そこでよくあるのが、自分の入りやすいところから勉強していくというパターンです。
なんとなく厚生年金保険法から勉強したけれど、サッパリ意味がわからなかったという声も少なくありません。世間では年金問題がクローズアップされていますから、興味を持つのは当然ですが、二度手間にもなりかねませんので、国民年金法から勉強するようにしたいところです。これに限らず、テキストを購入して勉強を始める前には、各法律の大枠を理解することが大切です。社会保険労務士試験の全体像を頭に入れたうえで、試験までのスケジュールを組むようにしましょう。
運営者・お問い合わせ プライバシーポリシー リンク集
Copyright(c) All Rights Reserved.